忍者ブログ
音楽評論家、ミュージシャン、DJ、占い師:鳥井賀句の日々徒然のブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

9月14日(日)

     この1ヶ月以上、まったく日記を更新していなかったので、ひょっこり会う人に「最近更新されていませんね」と言われたり、メールで「お元気なんですか?」と心配されたりする。毎日が忙しいともいえるが、ちょっとした暇を見つけて何か書こうとも思うのだが、別にこんなこと書いてもなあ・・・という自己抑制モードが働いて結局書かずにいる。数年前は毎日のように日記を更新していたものだが、あの頃は、何か、自分の気持ちを伝えたいとか、自己顕示欲も強かったのだろう。ただその日の気分でダラダラと雑記を書くことに飽きてしまったというか、内面下で考えているヘヴィーなことは人前に晒す気はないので、結局こんなレコードや本を買ったとか、どこそこの料理が美味かった・・・とか言った茶飲み話に終始する。でも、ネット・サーフィンなどして、こういうブログを読んでいる人たちは、ただ、ティー・ブレイクの暇つぶしで覗いている人が殆どだろうし、そのような雑記で十分なのだとも思えるので、もっと気軽に暇つぶしの雑文を書けばいいのだろうが、いかんせん、最近は暇がなかなかないのである。月の半分は「青い部屋」に行かねばならないし、週1でバンドの練習でスタジオに入るし、毎月60ものバンドをブッキングしなくてはならないし、他にもちょこっと原稿を書いたり、映画の試写会に行ったり、友達のライヴを観にいったり、デートしたり、猫の餌を買いに行ったり、部屋の掃除をしたり・・・で、なにやかにやと雑事に追われ、結局買った本を読む暇がなく、積ん読になっている。だがその反面、外に飲みに行くことが多くなった。女と暮らしていた時は、バンドの打ち上げ以外では殆ど外に飲みに行くこともなかったのだが、この半年あまり、新宿のゴールデン街で飲むことが多くなった。歌謡曲バー「夜間飛行」と松田優作バー「OIL」、そして2丁目のROCKバー「SMOKIN‘BOOGIE」が行きつけの店だが、他に「ソワレ」や「スージーQ」他の店にも知り合いの女子が雇われママで働いている日に覗いたりする。オレが70年代に行っていた頃のゴールデン街は、学生運動くずれの客が議論をふっかけてきたり、すぐに喧嘩騒ぎになったものだが、今のゴールデン街は若い人たちが経営者になっていて、音楽や芝居をやっている人たちの社交の場といった感じだ。実はオレも来年あたり、ゴールデン街でバーをやろうかとも思っていて、その下見のためもあるのだ。ゴールデン街の店は狭いぶん、家賃も安いし、リスクも少ないので、最低限の生活費を稼ぐ拠点を持っておくのもいいかなと思うのである。

     我が家の猫事情にも変化が起きていた。現在飼い猫はキララ、ビト、ジュネ、ジャンの4匹なのだが、数ヶ月前から、野良猫のドラ猫が勝手に家に入り込んではウチの猫たちの餌を盗み食いするようになっていた。一応ボスのキララと2番手のビトはウウウーと唸ってそのドラを威嚇して追い出すのだが、なにせ相手はものすごくガタイのでかい猫なので、怖がらない。最初の頃は石を投げていたのだが、毎日腹をすかせて飯をねだる姿を見ているうちにかわいそうになって、残飯を庭に出してやるようにした。そうしたら、だんだんとずうずうしくなってきて、家に入り込んでソファーの上で寝ていたりする。ところがボクが一番可愛がっているジャンが耳を噛まれて血だらけになっていた。結局一番チビのジャンがドラにやられたのだ。そしてジャンはドラ猫が怖くて家に寄り付かなくなって何日も外に隠れている始末だ。結局ジャンを戻すために、ドラに石を投げてもう来ないように追い出した。すると今度は大雨の続いたある日、台所でミャーミャーと鳴く声がする。見ると茶色の生後3ヶ月くらいの子猫だった。雨の中をどこかから入り込んだのか、猫屋敷として近所で有名な我が家の庭に、誰かが飼えなくなった子猫を投げ込んだのだろう。結局10日間ほど餌をやったりしたが、今度はジャンがその子を気味悪がってまた逃げるようになった。そんなとき知り合いのYUちゃんと彼氏が同棲を始めて、猫を飼いたいというので、結局あげることにした。餌でうまくおびき出してケージの中に閉じ込めると、ワーンワーン鳴いて後ろ髪を引かれる思いだったが、今の状態では、これ以上新しい猫を増やすことはできないので、情が深くなる前に他人にあげたほうが正解だったと思う。チョコ(便宜上付けた名前)も元気で可愛がってもらえたらそれでいい。

 

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
鳥井賀句