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音楽評論家、ミュージシャン、DJ、占い師:鳥井賀句の日々徒然のブログ
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1月1日(木)
★12月30日は新宿JAMで「紅白JAM合戦」というガレージ系イヴェントにPEACOCK BABIESで出演。デリシャ・スウィートスやキノコホテル、その名はスペイド、田渕純などに混じってトリに出演。JAMのこの年末イヴェントは去年も出たが、とても楽しく、おまけに飲み放題で、お客さんもいっぱいで楽しい。オレたちもとても気持ちよく演奏することができた。この日はイタリアに家族旅行に行っているPICAの代役で、メイちゃんにベースを弾いてもらったが、彼女のぶっといベースはさすがだった。
 終演後いつものように居酒屋で打ち上げ&忘年会をやってから、ゴールデン街の「夜間飛行」へ。カラオケにも行って、朝6時に帰宅。PEACOCK BABIESのデヴューCDも、4月に発売が決まったので、今年はツアーなどもやって、もっと活動の場を広げていきたい。

★大晦日は今年は一人で家でまったりして、お笑い系のTVを観ていた。元旦になるとさすがに退屈で街に出て、吉祥寺のヨドバシカメラに行き、新しい自転車を買ってしまった。今まで乗っていたのが壊れてしまったので、LAND ROVERのマウンテンバイク・タイプの6段ギアのものを買った。走りは軽快だが、買い物かごが取り付けられない。

★2008年は天中殺は脱し、そんなに悪いことは起こらなかったが、特にいいことも起こらなかった。新たな計画を始めたいのだが、その準備がまだ調っていないという、「待ち」の1年間でもあった。今年こそは準備を終え、新しい計画に着手したいと思う。

★2008年は相変わらず過去の音楽を再発見することに忙しかった。あいかわらず歌謡曲と、70年代のサザン&ノーザン・ソウルもの、ラテン・ジャズのブーガルーものをよく聴いていたが、2008年に愛聴していたアルバムをいくつかあげておくと

●尾藤イサオ「ワーク・ソング」・・60年代日本語のロックン・ロールの先駆者は間違いなくこの人だ。エリック・バードンばりにシャウトするソウルフルな歌声は今聴いても感動的だ。

●渚ようこ「魅力のすべて BEST1996-2008」・・10月のコマ劇場リサイタルにも行ったし、今年は自分の中でも渚ようこの再評価がブームで、殆どのアルバムを集めてしまった。「哀愁のロカビリア」は名曲。

●ALICIA MAY「SKINNY DIPPING THE FLOWERS」・・・今年はACID FOLKものにはあまり手を出さなかったのだが、このアリシア・メイの76年の幻のアルバムの復刻には心躍らされた。ジョニ・ミッチェルの「ブルー」をもっとカラフルにしたサウンドと透明な歌声は絶品だ。

●MICHAEL DEACON「RUNNIN’ IN THE MEADOW]・・・アメリカのシティ・ポップ系のシンガー&ソングライターの75年のアルバムだが、ピーター・ゴールウェイやデビッド・ルイスにも通じる「ひとり感」がとても心にしみこんでくる。

●JOE DIORIO「SOLO GUITAR]・・・経歴はよく知らないが、ジョー・ディオリオというジャズ・ギタリストの1975年のエレキ・ソロ弾きアルバム。ガボール・サボが大好きなオレだが、この人にも「india]というややラーガな曲がある。全体にジャズのスイング感よりも、アシッド感の強いギタリストだ。夜聞いているとなかなかいい。

●BETTY LAVETTE[CHILD OF THE SEVENTIES]・・・70年代の黒人女性ソウル・シンガーものもよく聴いたが、マーヴァ・ウィットニーやローラ・リーと共に、もっともよく聴いたのがこのベティ・ラヴェット。アトコに沢山録音を残しているが、ジャニスもカヴァーした「ピース・オブ・マイ・ハート」やニール・ヤングの「ハート・オブ・ゴールド」の歌いっぷりが素晴らしい。

●「LET’S BOOGALOO]・・・後半ラテン・ジャズのブーガルーものにはまっていたんだが、このオムニバス・シリーズは4集まで出ていてどれもいい。ファンキーでジャジーなラテン・ソウル集。DJでもよくかけたな。

●近藤智洋「二つの鼓動」・・ピールアウトのヴォーカルのソロ2作目だが、楽曲のクオリティといい,歌と演奏のピュアネスといい、久々にこんなにいい日本のシンガー&ソングライターの歌を聴いたという感じだ。まだそれほど聴きこんではいないが、当分聴いていくだろう。

●LOACH・・・今年「青い部屋」で初めてライヴを聴いたブルース系シンガー&ソングライターの自主制作ミニアルバム。声はスライダーズのハリーみたいなしわがれ声で、ベースでそのスライダーズのジェームスがサポートしているんだが、歌詞の世界がボブ・ディランかというくらい文学的かつ硬質で素晴らしい。特に昨今の精神を病んだ少女たちに歌いかけた「メリーさんの羊」は本当に凄い歌だ。耳を持っているレコード会社のディレクターなら、絶対に聴きに来て欲しい。

●BRAINWASH BAND「ROCK&ROLLING SPIRIT]・・・80年代に一部で「赤いキャロル」と呼ばれたロックン・ロール・バンドのファーストとセカンドを、ボーナス・トラック付きで復刻させたお徳用盤。マックショウのメンバーも推薦文を寄せているが、いや、今聴いてもどの曲も超かっこいい、ロケンロール!

●THE ROLLING STONES[SHINE A LIGHT]・・・サントラもDVDもいいけど、やはり一度は映画館へ行って大画面で体験して欲しい、ストーンズの最高に優雅でかっこいいライヴ映画。マーティン・スコセッシ監督はやはり冴えている。キースのかっこいいこと。65歳になってもこんなにかっこいいジジイがいるだろうか?

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あけましておめでとうございます!
賀句さん、明けましておめでとうございます。

ストーンズの「シャイン・ア・ライト」地元茨城じゃ上映がなく、おとなり千葉まで観に行きました。
どうしても劇場で観たくて・・・。
無理して行った甲斐のある素晴らしい作品でした。
やっぱ、ストーンズはスゲー!
LA MOSCA URL 2009/01/03(Sat)16:20:59 編集
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鳥井賀句