忍者ブログ
音楽評論家、ミュージシャン、DJ、占い師:鳥井賀句の日々徒然のブログ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

12月5日(金)
青い部屋リニューアルの8周年記念のパーティがあって、我がPEACOCK BABIESも20分だが、出演した。青い部屋のこの8年間に関わった歴代の出演者が一同に会したという感じで、お客さんは150人くらい入って、立っている場所を確保するのがやっと。戸川さんやソワレのシャンソン、紫ベビードールズのバーレスク・ダンス、エミ・エレオノーラら、キャバレー、シャンソン系の客層が殆どで、PEACOCKを初めて見る人が80%だったと思うが、エミちゃんやダンサーのチャタらから「凄く良かった」と多くの好評の声を貰い嬉しかった。見に来てくれた映画監督の玄さん、マナコ、ヨウジと、新宿ゴールデン街の「夜間飛行」に移動し、朝の5時まで痛飲。この店はなぜか落ち着くんだな。和恵さんは疲れてカウンターで寝ていた。

12月6日(土)
青部屋の「野良猫ロック」という企画に常連で出ているPLAYHOUSEの草野くんと吉祥寺で会い、彼らのアルバムのプロデュースを頼まれる。キャロルやクールスのフォロワーのR&Rバンドで、バジェットも余りないのだが、とてもいいバンドなので、協力することにする。レコーディングは2月にやる予定。

12月7日(日)
青で新しく始める予定のラテン・ナイトの企画でSさんと吉祥寺のタイ料理屋でミーティング。その後ジョージの「FUNK STEP」という初めての店で飲むが、ソウルやサルサやジャズなど、ファンキーな音楽が何でもかかる店で、とても気にいってしまった。

12月8日(月)
新宿にマーティン・スコセッシ監督が撮ったストーンズの映画「SHINE A LIGHT」を観にいく。勿論、先に試写会で観たし、映画評は今出ている「ミュージック・マガジン」に4頁書いているので、読んで欲しい。一言で言えば「映画界の鬼才マーティン・スコセッシのカメラが、
ロック界の巨人ローリング・ストーンズの魅力を等身大で写し取った
最高にエキサイティングでデリシャスな映画!!」ということになる。再度見ても大画面で見る今のストーンズのリラックスし、渋さを増した姿はとてもかっこいい。特にキース・リチャーズを見ていると、ホントにいい歳の取り方をしているなあと、憧れてしまう。わずか2500人収容の会場で彼らを撮ったスコセッシのカメラ・センスも最高だ。ゲストで歌うクリスティーナ・アギレラがかっこよくて、彼女のアルバムを買うことにする。この映画、ストーンズ好きなら、絶対映画館の大画面で観た方がいい。キースが言っていた。「60過ぎまでバンドをやってるのは何故か」と訊かれて、「オレはバンドをやるのが好きなんだ」と。そうだな、オレも今もバンドをやってるのは、それがとても楽しいからにつきるな。

12月9日(月)
雨で寒くて気分のすぐれない1日。やらねばならぬ雑用が山積みだ。ローラ・リー、キャンディ・ステイトン、エタ・ジェイムスらのディープな女性ソウル・ヴォーカルを聞き返している。他には朱里エイコ、弘田三枝子らがジャズやソウルを歌ったアルバムなど。朱里エイコの「ジョーのダイヤモンド」という歌と、大上留利子の「胸が痛い」という曲がこのところのお気に入りで、毎日聞いている。素晴らしい。いろいろと気が滅入ることの多い毎日だが、音楽を聴いていると命というか、心の奥のソウルに火がついて、ガンバロウと思わされる。だから音楽の力というのは素晴らしいのだ。


PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
鳥井賀句